
水分補給が口臭にも効果的?
意外と気になる「口臭」。
口臭が発生するメカニズムには、口内の乾燥が大きく関係しています。
口の中が乾燥すればするほど、不快な臭いも強くなってしまいやすいんです。
つまり、水分補給をすれば口内を潤すことができ、口臭予防が期待できるということです。ただ、水分であれば何でもいいというわけでもありません。同じ水分でも、口臭予防に不向き・もしくは逆効果となるものもあります。今回は、口臭対策・予防するうえで、口の乾燥を防いでくれる水分補給の効果について、ご紹介します。
Contents
気になる口臭の原因は?水分が必要な理由
口の中には、人が健康に生活していく上で欠かせない細菌がたくさん存在します。ただ、中には口臭ガスの原因となる菌もいます。人がみんなもつ働きなのに、誰もが臭いわけでないのは、唾液が口臭ガスの発生を抑えてくれているからなんです。十分な唾液を維持することで、口臭が抑えられます。
そこで効果的なのが、水分補給です。
水分を補給することで、唾液がつくられます。
適切な水分補給が口臭の原因菌の活動を抑制し、口臭予防が可能になります。
では、どうして唾液に水分が必要なんでしょうか。
人間の体は、約60%以上の割合を水分で占められています。
ただ、常にこの比率で安定しているわけではありません。
排泄や発汗によって日々多くの水分量が体の外に出ていくので、その分体内に補給する必要もあります。
体が出す水分のひとつである唾液は、十分に水分が摂取できていないと、スムーズに生成されなくなってしまいます。
そのため、唾液をつくるには水分補給が必要なのは、このためです。
理想的な水分量としては、1日に1.5~2Lです。
多いように感じられるかもしれませんが、実は人間はこれと同じぐらいの水分を毎日排出しています。体の外に出ていった水分をしっかり補って、理想の水分比率を維持することが大切です。
口臭対策・予防に効果的!水分補給の3つのポイント
私たち人の身体に一番多く含まれる物質は「水」。
成人の場合は、身体の55~60%を水分が占めていて、生命活動をサポートしてくれています。水分が不足すると、のどが渇くだけでなく、めまいや吐き気や食欲減退、ひどいと筋けいれんや失神・ついには命の危機にさらされることも。
起床後の歯磨きのあとに水分補給
口臭対策や予防に有効な水分補給。
唾液生成を促すのに適した飲み方をすることが大切です。
まずタイミングとしては、起床時の歯磨きのあと。眠っている間に、口内の細菌が多く繁殖するため、起床後の口内は臭いやすいもの。歯磨きをすることで、清潔な状態が作り出せます。
そして歯磨きのあとに、お水を300mlほど補給してください。
こうすることで、清潔な状態になった直後から、唾液を豊富に生成できるため、臭いの少ない口内を維持することに繋ります。
こまめな水分補給
また、起床後以降も口臭予防を続けるには、定期的な水分補給も欠かせません。人は1日に1.5~2Lもの水分を排出していることからも、日常的にこまめな水分補給を心がけて、水分不足に陥らないようにすることが大切です。
シンプルに「お水」を選ぼう
水分の種類も選ぶ必要があります。
口臭を抑えることに適した水分は、クリーンな「お水」です。口臭予防に適しているだけでなく、体内で吸収がされやすく唾液生成の促進が期待できます。
逆に避けた方がいい水分は、緑茶やウーロン茶・コーヒーなどです。これらは利尿作用が強いため排尿が促進され、水分補給しているのに水分不足の状態を引き起こす要因になってしまいます。
とくにコーヒーは、口内のph値を著しく低下させてしまい、舌苔に付着しやすいという特徴があるため、口臭の悪化にすら直結してしまいます。
口臭対策・予防には水分補給が効果的
今回は、口臭対策・予防するうえで、口の乾燥を防いでくれる水分補給の効果について紹介しました。
水分が不足すると、唾液の分泌もスムーズでなくなってしまい、口内が乾燥して、細菌が口臭ガスを発生しやすくなります。水分補給に適したお水を必要なタイミングで摂ることで、口臭対策になり予防効果も期待できます。
1日に必要な水の量は、体重などによっても多少は異なりますが、1.2~2Lと言われています。
厚生労働省によると、1日に必要な水の量は2.5Lで、そのうち1.2Lは飲料から摂るように推奨しています。
口臭を抑えるための製品はたくさん販売されていますが、お金がかかってしまいます。
水分補給による口臭予防なら、必要なものは基本的にお水だけ。
費用面でも手軽に感じられます。
- 起床後の歯磨きのあとに水分補給(300mlくらいを目安に)
- 日中もこまめな水分補給を(1日1.5-2Lくらい)
- 口臭対策・予防には、お茶やコーヒーでなく「お水」がおすすめ
以上の3つのポイントをふまえ、日常的な水分補給でお口の健康も維持していきましょう!